皆さま、こんにちは。昨年5月に中途入社しました。丹羽智彦(48歳)です。私が27歳で名古屋「栄」の「トップカメラ」店長に就任した頃の話です。前任の店長は、今の私と同じほどの年齢で、当然部下となる副店長をはじめ、部門責任者の全員が私より年上です。私は「年下の私にみんなついてきてくれるか不安です。」と、当時の社長に漏らしました。社長からは、「思い切ってやれ!」とのお言葉を頂きました。その頃名古屋には「ビックカメラ」をはじめ、続々と大型量販店が進出して、競争が激化していました。生き残りをかけて、店長として大規模リニューアルの陣頭指揮を執ることとなりました。取扱商品の取捨選択、レイアウトの変更等、計画を自らが立案し、それを部門責任者とミーティングするのですが、「その商品の取り扱いを止めるというのはおかしい!」「カメラだけでも中古品買取は大変なのに、時計やパソコン、ましてやブランドバッグの中古品買取なんて無理!」等々、様々な意見が出て、店に泊まり込みをしてプランの修正をすることも度々ありました。そして、再度ミーティング→意見集約→また泊まり込みのサイクルを数日間続けました。もがきながらもなんとか全員が納得いく形が出来上がり、社長の決済を得た時はとても嬉しく、涙がでました。従業員全員が協力してくれたお陰でリニューアルを無事成し遂げることができました。今では、当時の有名店が姿を消している中、若い力で変えていく「トップカメラ」は今でも「栄」でしっかり営業を続けておられます。