皆さまこんにちは。入社16年目、事務の廣出由架です。
私は、入社当時から毎月10日に飲食店の集金に行っていました。
その時によこいラーメンさんという四日市の町中にあるラーメン屋さんに行っていました。ラーメン屋の店主ということもあり、最初のイメージは「怖そう」という印象でした。
お昼の営業が終わるギリギリの時間に行くのですが、
お店はいつも繁盛していたので、忙しい中、声をかけるだけでもいつもビクビクしていました。
集金が終わると、特に話すこともなく「ありがとうございました」と言ってすぐに帰ってきていました。
ある日、ふとお店のカレンダーを見ると、中日ドラゴンズのカレンダーがかかってることに気づきました。
私は中日ファンだったので、恐る恐るの気持ちでしたが「私も中日ファンです!」と話しかけてみました。
そうすると、一気に表情がかわり、「おぉそうか。誰が好きなんや。」と嬉しそうに聞いてくれました。
よこいさんも大の中日ファンだったのです。
それからは集金に行くたびに野球の話をたくさんしてくれるようになりました。
今はラーメン屋をやめられて、私も集金に行くことが少なくなりましたが、
お伺いすると、野球だけに限らず、家族の話や、よこいさんが歩んで来た人生の話までしてくれます。
今年で84歳のよこいさんですがお話をしていると、私の方がとても元気をもらえます。
怖かったイメージが一変し、事務の私がお客様と仲良くなれたことが何よりも嬉しかったです。
その一番最初のお客様であるよこいさんは私にとって大切なお客様です。
この経験から、共通項は人間関係を深める第一歩だと感じました。
それからはどのお客様に対しても、共通項はないか?と考えるようになりました。
これからも、一人一人のお客様と接する機会を大切にし、
よこいさんのようなお客様をもっともっと増やしていきたいと思います。