こんにちは、人事採用を担当しております。丹頂ガス㈱常務取締役 藤井紀雄です。
私のストーリーをお届けいたします。
私がまだ16歳の時に、人生で初めて「この人とずっと一緒にいたい」という女性と巡り合いました。21歳の時、彼女にプロポーズしました。
彼女は変わらない笑顔で頷いてくれました。
翌年、子供を授かりました。おなかに向かって「せいちゃん」と毎日呼び掛けていました。男の子なのか、女の子なのかわかりませんでしたが、そう決めていました。「おなかが出て恥ずかしい」という彼女の姿はとても綺麗だと思いました。たまに、おなかの中で足のようなのがぽっこりと出たりしたときは一緒に笑いました。子どもが元気に育っている実感を、毎日一緒に感じました。反対におなかの子が動かないと「病院行かな、あかん」と二人であたふたしました。てんやわんやだったことを思い出します。出産の日、陣痛がはじまり、立ち合いました。私が緊張して酸欠状態になりそうでしたが、彼女は私の手をしっかり握って息をしていました。「オギャー」と声を聞いた時、彼女に「ちんちんついとる」と大きな声で言った時、わらい涙で言葉になりませんでした。
子どもができた。嬉しかった。感謝の気持ちでいっぱいでした。彼女と結婚してよかったと心から感じた瞬間でした。
靖子さんありがとう。
今はみんな大人になったけれど、僕はあの時のことを一生忘れない。