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「三方よし」の精神

date_range2021/8/20

皆様こんにちは!
三重県四日市市で地域を守る「たんちょう隊」新入社員の山田龍です!


先日参加させて頂いた「近江商人からまなぶツアー」の報告を致します。 


近江商人である小林吟衛門の御屋敷。手前の千両箱は1億2000万円が収納できた。

三方良しの精神

みなさまは「三方よし」といった言葉をご存じでしょうか?
三方よしというのは「売り手、買い手、世間」の3つの視点からよしとされて信頼を得なさいという近江商人の教えです。

つまり「商売は自分たちの儲けだけではなく、お客様はもちろん、地域社会にとってもいいものであるべきだ。」という考え方です。この精神を忠実に守っていた近江商人の訪れる地域は発展し続け、町の人々からとても愛されていた。と言われています。

近江商人の格好をする山田龍

「商人(あきんど)」の由来

わたしたちが何気なしに読める「あきんど」ですがこの言葉には面白い由来がありました。語源は室町時代までさかのぼります。


室町時代は農業が非常に発展した時代で人々の約9割は百姓(農民)で残りは武士だったといわれています。その時代に農作物の売買を専門とする人が現れました。収穫の秋に現れてたくさんの農作物を買い取る人を農民は「秋の人」と呼びました。

この「あきのひと」がなまって「あきびと」となって最終的に「あきんど」になったという説が説かれています。

近江の土人形「福助」

「お土産」発祥の地

近江という国は人形作りが活発で、かの有名な京都の「伏見人形」のルーツだといわれています。
当時、紙や土や木で作ったオモチャを郷土玩具と言い、その中でも特に土人形は東海道一の売れ筋商品だったため、近江の国でたくさんの土人形が産まれました。

近江商人がヨーロッパから持ち帰った椅子


「出先で買ったものを持ち帰る」という文化ができあがった事や、「土人形が産まれる」といった点から近江はお土産の発祥の地だという説を教えていただきました。

「おごれるものも久しからず」の掛け軸

最後までお読み頂きありがとうございました。
今回の学びである「三方よし」の精神を常に心に留めて、どこに出しても恥ずかしくない仕事をしてきたいです。

そのためにはまずは仕事を確実に覚えて、かつ常にお客様の視点に立てることが大切だと思います。そうしているうちに丹頂ガスがより一層お客さまや地域に愛される会社になれば僕はとてもうれしいです。

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