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経営とサービス精神

date_range2025/6/03
こんにちは、丹頂ガスの丹羽です。いつも「たんちょう通信」をお読みくださり誠にありがとうございます。4月の「青年塾」リーダーセミナーで、山形県「かみのうえ温泉」にある老舗旅館「日本の宿 古窯」の「経営」と「サービス精神」を学びに行って参りました。

創業者、佐藤幸子様は今年で96歳、今なお現役としてご活躍されている「大女将」です。佐藤幸子さんは75年前に隣町の米沢市から21歳の時に嫁いで来られました。その当時は、まだとっても小さな「田舎の温泉旅館」でした。7室しか部屋がなく、電話も水道水すらない「山の中の旅館」、結婚を機にお姑さんからいただいたのが「金庫」、これから「温泉旅館」を運営していく資金として幾らかお金が入っているものだと思って、中を開けてみるとなんと「空っぽ」だったそうです。その時、お姑さんはこう仰ったそうです。「いざという時のために、女も仕事を持っていれば、主人を助けて子供を育てることができる。この金庫に一銭のお金も入れないで渡すというのは、これが成功してもあなたのせい。失敗してもあなたのせい。やり甲斐があるというもの・・・」と。「この金庫にお金を貯めるのも、旅館を潰すのも自分次第」全てが自己責任だと言うこと。しかし、お姑さんは仕事はきびしいが、決して、冷たい人ではなく、むしろ、美しくて優しい人であったと。自分自身、一生懸命働いて、すべてのことを人のせいにせず。」という教えだったのです。大女将は毎日がむしゃらに、目、耳、手、全てを働かせて全身全霊で働かれました。そしてついに、小さな田舎の温泉旅館を「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」に選ばれるまでに成長されました。その後、NHK朝ドラ「おんなは度胸」のモデルにもなりました。橋田寿賀子さん脚本の作品です。その橋田寿賀子さんからプレゼントされた着物を「勝負着」として、当日、その着物を着て我々の前でお話されました。

約一時間ほど、座ることなく、ずっと立ってご講演をされました。とても96歳とは見えないほどで、溢れる余りのパワーを感じられました。因みに「古窯」の名前の由来は、創業当時は、水道がないので、井戸を何度か堀りました。しかし、水は出ず、代わりに土器の破片ばかり出てきたそうです。後にそれが奈良朝時代の物と判明し、占い師に名前「古窯」を鑑定してもらったところ70%良いけど30%は良くない、それじゃ「女将」の私が残りの30%自分で良くしてやる。この気概さも創業者のバイタリティーを感じさせられました。今では、「若女将」も活躍されて3代に渡って経営されています。時代が変わっても受け継ぐものは受け継ぎ、時代と共に変わるものは変えていく姿を学ばせていただきました。私も祖父から受け継いで3代目になります。創業時からの「サービス精神」は忘れず、きっちりと引き継ぎ、また時代の変化から起こるニーズにも対応して、皆様の「お役立ち」に徹して参ります。今回も最後までお読みくださりありがとうございます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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