こんにちは、丹頂ガスの丹羽です。いつも「たんちょう通信」をお読みくださり誠にありがとうございます。10月は「青年塾」リーダーセミナーで沖縄へ行って参りました。
今回の研修の目的は「国防を考える」でした。国境である沖縄県にある航空自衛隊基地と沖縄米軍基地へ訪問する予定でしたが、しかし突然、訪問10日ほど前になって、米軍基地側から、「トランプ政権の人員削減政策により、我々日本人の訪問者に対応できるスタッフがいないから対応が出来ない」とキャンセルされました。私達は事前に写真付きの身分証明書も提出済みでしたが、それにしても、10日前にキャンセルしてくるとは、文化の違いがあるとしても、全く腑に落ちませんでした。今回の研修の目玉が参加者のメンバーにとっても「米軍基地」の訪問だったことは間違いなく、みんなとても期待して待っていたところでした。
そこで「米軍基地」の訪問の代わりに観光になるかと思いきや、急遽「海上保安部」が快く私達の訪問を受け入れてくれました。沖縄県を管轄する「海上保安部」は「第11管区海上保安部」です。「尖閣諸島」を含む沖縄県全域の海域を巡回しております。その範囲を本土の広さで表すと東京から九州がすっぽり入る距離です。「尖閣諸島」自体の大きさをとっても横幅が約200km、縦幅が約110kmでちょうど四国がすっぽりと入る広さです。

昨今の中国船の「尖閣諸島」付近の領域侵入が増回しており、毎日巡回に出られていて、参考までにお伝えすると、「尖閣諸島」にある魚釣島は、沖縄本土からは410km、中国大陸からは330km、宮古島からは210km、石垣島からでも170kmあります。因みに台湾からもちょうど石垣島と同じ170kmです。実際、台湾も「尖閣諸島」の領土権を主張しております。
しかし、台湾は日本に対してまだ穏便に対応していますが、問題は中国です。日本が埼玉県在住の方から、「尖閣三島」を取得する平成25年までは、1 年間に数回ほどの領域侵害件数でしたが、取得してからはいきなり増えて、中国海警局船による接続水域内(境界線ギリギリの線)での巡回を毎日確認しております。その為、「第11管区海上保安部」は毎日何百kmの距離を巡回しておられます。一度巡回に船がでますと2~3週間は戻ってこないそうです。とても過酷な任務です。一昔前までは、中国も台風が来ると本土へ戻って行ったそうですが、最近は中国海警局の船が大型化してきて、台風が来ても日本の領域付近に居座っているそうです。その為1 年を通して365 日毎日任務にあたっておられます。日本の内地に住む私達が知らない所で、毎日国防に務めておられることをここで知りました。

そして、「国防を考える」とそれは航空侵害でも同じです。中国とロシアが共同で軍事訓練を度々行っており、日本の領域ギリギリの線で訓練をしたり、時には日本の領域を無断で横切るときもあります。そしてその都度、航空自衛隊のレーダーがキャッチするとすぐさま、FF-15戦闘機で巡回します。発進までの時間はわずか「5 分」で飛び立つそうです。それを「スクランブル」といいます。これがまた、年々「スクランブル」の回数が増えているそうです。日本は中国、ロシア、北朝鮮と軍事力をもった国々に囲まれております。ひと時も油断を許せない状況であることを知りました。

今、私達が平和に暮らせるのはこのように毎日、海は「海上保安局」空は「航空自衛隊」の任務のお陰で、平和に暮らせております。この任務に感謝しなければならないと改めて気づかされました。今、「台湾有事」や中国政府による「沖縄の領土」を主張する動きがみられます。もし、中国が台湾や沖縄を攻めてきた時は、果たしてアメリカは沖縄本土を守るのか疑問にさえ思えてきました、今回の様に「人員不足のため」ドタキャンされるようなら、やっぱり自分達の国は自分達で守らなければならないと思いました。軍隊を持たない日本にとっては、とても難しい課題であることは間違いありません。









